2018年01月16日

珈琲とホットドッグと狩撫麻礼

ホットドッグが好きだ。ニューヨークの路上に売ってるような、パンがパサパサで安い奴。

日本じゃあんまり見かけないし、もっと美味いのが多いんだが、いまのお気に入りはD珈琲ショップのコレ。

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ほぼ毎日コレ(^_^;)

さらに付いてるモーニングセットの珈琲の量をちょっと増やす。お陰で、早朝から一生懸命働いている店員のおばちゃん〔誤解を恐れず、これは親しみを込めている〕が、俺の顔を見ると注文を取らずに作りだす。これが嬉しい(^_^)

何せ出勤前の早朝だから、俺の脳内には故ARBの「ファクトリー」が流れ出す。「♪コーヒーと、サンドウィッチ、流し込み〜」


昨日、漫画原作者の狩撫麻礼氏が天に召された。テペペ西口からの速攻の連絡で知ることができた。
いろんなペンネームで作品を書いていた人なのだけれど、俺にとってはやはり「ボーダー」。
(過去ログ参照 http://jasonk.seesaa.net/article/298400809.html )
この漫画、テペペは「人生を変えられた」とまで評しているし、山田玲司氏は著作の中で「日本一ロックな漫画」と書いている。

主人公の蜂須賀さんは、当時の漫画の中で年齢不詳?でありながら、ホンモノの大人でないと出来ないセリフを吐く。
物語の後半で蜂須賀さんの年齢が40歳!とわかるのだが、これは当時の漫画の主人公の中では破格な年齢だ。
狩撫麻礼氏の享年は70歳だそうなので、おそらく、ちょうど「ボーダー」執筆時は40歳だったのだろう。
蜂須賀さんは、実年齢に驚くサラリーマンにこう言う。「おそらく、ロックミュージックをずっと聴き続けてきたからだろう」

ロックを聴き続けるとこんな素敵な大人になれるのか。当時社会にでたばかりで、もがき捲る俺に、ホンモノの大人とは何か教えてくれた瞬間だった。

そして現在も連載中の「大川端探偵社」だ。市井の人々の、ほんの少しの人生の煌めきやときめき、そして哀しさや厳しさを描く。

(過去ログ参照 http://jasonk.seesaa.net/article/395243558.html )

毎回読み切りのこの作品は、3年ほど前にオダギリジョー主演でドラマ化した。

そこで登場する浅草の酒場「かづちゃんの店」の名物おかあさん。昭和元年生まれで、ヘタれる男たちに愛を込めた檄を飛ばされていた。先日久々に訪れたら、一昨年の11月にお亡くなりになられており、「お世話になりました」と息子さんに頭を下げられた。

お世話になったのはこっちだ。

おかあさんが存命中ならば朝から開いていた店はまだ開店前だったけど、俺はおかあさんがいつも座っていた定席に向けて手を合わせた。

(過去ログ参照 http://jasonk.seesaa.net/article/396283191.html )

狩撫麻礼氏の得意なセリフに「あちら側とこちら側」がある。
昨日、仕事以外で途轍もなく嫌な思いをすることになり、その相手はああ、「あちら側の野郎」なんだな、と直感的に思った。その時は勿論狩撫麻礼氏の逝去は知らなかったのだが、不思議な偶然を思う。

席を並べていまホットドッグを食っている〔実はこの文章はどうしても今、朝書きたくて、スマホで書いてる〕人々や、早朝から働くこの鄙びた珈琲ショップのおばちゃん、そしてかづちゃんの店のおかあさんは「こちら側」だ。

これからも「こちら側」の人間として生きていきたいと思う。

狩撫麻礼氏の御逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈りします。

狩撫さん、俺を何回も救ってくれて、ほんとにありがとう。

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<ジェイソン國分 今後のライブ>

@2018.1.21(日)
黄金町はつこひ市場
マサ中山&ジェイソン國分 13:00!

A2018.1.21(日)
横濱野毛サムズバーhttp://www8.plala.or.jp/samsbar/
サムズバー10周年!記念週間
ジェイソン國分&ザ・ソウルキッチン、ワンマンライブ!
UFJ登場決定!(^_^;)
19:30〜

B2018.1.28(日)
メディカルホームグランデ青葉藤が丘
ジェイソン國分歌謡ショウ!

C2018.2.3(土)
木更津MICKhttp://may0925.blog.fc2.com/
ミック・フォークジャンボリー
posted by ジェイソン國分 at 23:53| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

スケアクロウズと王様の夜

 本年最初のバンドライブは…毎年吉例の王様との横濱FAD。でも今年はちょっと違う。それは「ジェイソン國分&スケアクロウズ」としての登場だったからだ。


 スケアクロウズとの出会いはもう10年に遡る。当時オモテの仕事を木更津から横浜に移した矢先で…俺は不安で仕方がない頃だった。時を同じくして、木更津のライブハウスGRAPHがクローズした。そしてスタッフは丸ごと横浜FADに移ってきた。まことに不思議な「縁」(ここは「えにし」と呼びたい)だ。当時、俺の周りからはいろんな人が去って行った。人はイイときにはみんな笑顔で集まってくるけど、いざ悪くなると蜘蛛の子を散らすように去っていく。そんな中、全く変わらぬ雰囲気で、俺への連絡をくれてたのが王様だったんだ。
 必然的に俺はFADで王様と共演することになる。その第一回目で、同じく王様の対バンに選ばれてたのがスケアクロウズだったんだ。
 最初の印象はまさにブルース。しかし、当時4人編成だったスケアが醸し出していたのは、なんというか、原初のロックンロール衝動そのものだった。「黒い」テレキャスターをひっかきながら、「シアワセ」について、そして、日常のどうにもならないことをたったみっつのコードで歌い上げるスケアクロウズは、激しく俺の心に突き刺さったんだ。

 その日のうちに挨拶を交わした俺は、すぐさま「富津」への出演を打診する。しかし、なんとその年の富津は中止を余儀なくされる。その中、にっこり笑って「何処にでもいきますよ、ジェイソンさん」とあの柔和な笑顔で言ってくれたミッツは、なんの躊躇いもなく代替公演であった君津トリックアイに出撃してくれた。そのときに俺が書いたフレーズが「働く男のブルースロック、ヨコハマのサンハウス、スケアクロウズ!」この煽り文句はしばらくの間スケアのホームページを飾っていた。

 スケアクロウズの音楽は限りなく優しい。歌詞の一部分だけ切り取ると「俺の胸にはいつもドクロのペンダント」だの「シアワセだったのさ」だの、強烈な言葉が多いような気がするが、その紡ぎだす音像は限りなく優しい。
 それは、スケアクロウズが「生活者」であり「労働者」であるからこそ、だと俺は思っている。ロックバンドってのは不思議なもので、「俺はロックやってっから正職にはつかないんだ」なんてことがもてはやされ、そこをプライドか何かのように感じているひとも多い。でも、そこではなく、夜討ち朝駆けで仕事をして、当然ARBの「HEAVY DAYS」のように理不尽な目に遭わされ、それでも家族を守るために働きゃなきゃならない…そこに生まれるのがホンモノのブルースであり、スケアクロウズのロックなんだと確信する。
 だから、大人の胸を打つんだ。

 俺はミッツとの「サシ吞み」を勝手に「横濱ロックンロールサミット」と呼んでいる。そのときは別にロックやブルースの話だけをしているわけではない。すげえ些末なことを延々と喋ってることも多い。それがすげえ愉しいんだ。
 何回目かの「サミット」でミッツは言った。「今度、うちのメンバーも連れてきていいですか?」勿論だよ、と俺は答えた。ちょうど三年前、俺のバンドは粉々に砕け散り、そして同時期にスケアのメンバーも二人脱退した。そしてミッツとカズ、俺とヨシテツは紆余曲折を経て現在のメンバーを得て、ふたつのバンドは活動を続けている。スケアの「新」メンバー、ドラマーのチバちゃん(以前、スケアのメンバーで止むにやまれぬ事情で一度脱退している)は、「もう一度一緒にやらないか?」というミッツの誘いに「いつでも用意はできている」と即座に応えたそうだ。まるで映画「スケアクロウ」そのもののエピソードだが、UWFタムラは俺とのピオシティ地下にある伝説の「ゴールデンもつ」での再会時に、全く同じセリフを口にしている。あのときも、「フランス映画みたいだ」って思って泣けてきたんだ。

 そしてスケアクロウズの三人との「ロックンロールサミット」は、昨年の盛夏に行われた。「昭和の店が好きだ」というベーシスト・カズ。言葉は少ないがその柔和な笑顔がすべてを物語るドラマー・千葉ちゃん。彼らとみっちり飲むのは初めてだったけど、ほんとに愉しい、最高の野毛の夜だった。

 その時俺の脳裏に確信犯的に閃いていたのが「10年も付き合ってんだ。一度一緒に音を出してみたい」だった。そしてその言葉を口にしたんだ。
 スケアクロウズは各々のメンバーの仕事の時間帯がそれぞれ違い、月に何度もそろえる日はない。その上俺の仕事はさらに時間帯が違うから、それ以上にスケアの活動の時間を割いてしまうことになる。しかしスケアクロウズはこのある意味無謀な誘いを快諾してくれた。あとでミッツのブログを読むと、相当逡巡はあったらしいが。

 そして迎えた1/8横浜FAD。素晴らしい夜だった。バンドってのはたった一人違うだけでも、出てくる音が違う。そして歌もそうだ。オリジナル・シンガーがそこにいるのに、そのひとの曲を歌うのは生まれて初めてだ。紅白の竹原ピストルの言葉を借りると「上手に歌えるかな」という不安は、最初のミッツのリフで雲散霧消した。

 そして王様猊下とのセッションは「ダイスを転がせ」これも一度やってみたかったナンバーだが、スケアにはぴったりだった。
 猊下はリハで「この辺で切ろうよ」とか仰っていたが、いざはじまるとむちゃくちゃ愉しくなったらしく、ミッツとのギターバトルをばしばしキメる。俺は王様猊下がわざわざ書き下ろしてくれた歌詞(下段写真参照)を何回もリフレインする。

 最高に愉しい夜だった。ありがとう、ミッツ、カズ、チバちゃん。これから自分のパーマネントバンドに還るとき、この経験は絶対プラスになる。そして…

また演ろうぜ!

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2018.1.8
横浜FAD
ジェイソン國分&スケアクロウズ
セットリスト

1.So Heavy(ザ・ストリート・スライダース)
2.ビールスカプセル(サンハウス)
3.ドクロのペンダント(スケアクロウズ)
4.ブルースマンになりたい(スケアクロウズ)
5.茶色いお砂糖(「ブラウン・シュガー」王様バージョン)

王様セッション
6.サイコロころころ(ダイスを転がせ)
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<ジェイソン國分 今後のライブ>

@2018.1.21(日)
黄金町はつこひ市場
マサ中山&ジェイソン國分 13:00!

A2018.1.21(日)
横濱野毛サムズバーhttp://www8.plala.or.jp/samsbar/
サムズバー10周年!記念週間
ジェイソン國分&ザ・ソウルキッチン、ワンマンライブ!
UFJ登場決定!(^_^;)
19:30〜

B2018.1.28(日)
メディカルホームグランデ青葉藤が丘
ジェイソン國分歌謡ショウ!

C2018.2.3(土)
木更津MICKhttp://may0925.blog.fc2.com/
ミック・フォークジャンボリー

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2018年01月06日

あけましておめでとうございます

 2018年が明けました。いわゆる「正月休み」も明けたんで、新年の展開を(^_^)

@1/2 宮城県石巻市蛇田町立公民館および控室!

 昨年に引き続き、新年初ライブは石巻で演らせてもらえました。今年は思い出の小学校の体育館が改修中のため(そりゃそうだよね)、歌謡ショウは公民館のみ!でも、終了した後、トシさんたち漁師のみなさんがドヤドヤと登場…今年の縁起物は真鯛!「根が深いとこに居んだあよ。先生に喰わせたくてさあ(^_^)」前歯が抜けたキュートな顔で笑うトシさんを看ると、ああ、今年も頑張んなきゃなあ、と思わせる。
 大漁祈願の一番舟で獲ってきた真鯛をアテに、銘酒・日高見でカンパイしたら、これはもう歌うしかないでしょう(^_^;)結局控室で二時間!オヤジさんたちのぶ厚い掌から鳴る揉み手の手拍子は、最高だ(^_^)。「まつり」で幕開け、ヨシテツ作曲による「横濱でカンパイ!U(^_^;)」を初披露する。ラストは漁労長のリクエストで、拓郎の「落陽」。

 事情により写真はありませんが(お察しを<(_ _)>)高2になった最強のコーディネイター・マナミちゃんが「いいなあ」と苦笑いする。また絶対来るからね。
 そして往復すべて運転してくれたポケモンマスター・スズタコウヘイにも大きな拍手を(^_^)

写真は昨年のをご参考に↓
http://jasonk.seesaa.net/archives/20170105-1.html
http://jasonk.seesaa.net/archives/20170106-1.html

A1/3 アズハイム上大岡 ジェイソン國分新春歌謡ショウ!

 石巻から帰ってきてあんまり寝ないでいきなりこれ(^_^;)

 でも、皆さんがお待ちかね!とホーム長から聞くと、こりゃもうやるしかないよね。今年は「最高集客数?」になりました。いま、介護って、正直俺は全く他人事ではないのだけれど、やはりこの活動は続けていこう、と気持ちを新たにいたしました。

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B1/3 ジェイソン國分&スケアクロウズ、順調!

そしてその日の夜は…スケアのスタジオ(^_^;)声が出るのは自分でも驚愕だが、もう背中も痛いし指がヘロヘロ(>_<)

でも、そんな俺にミッツが「お年玉」をくれました。

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えー、ギターじゃありませんよ(これは久々に弾くことになったギブソン・メロディメイカー)ギターアンプの上にちょこっと乗ってるやつです。「クウガ」ファンにとってはまさにレアもの!ミッツ、ありがとう!(T_T)
 終わった後、スタジオのご厚意で皆で「甘酒で」カンパイ!

 注目のライブは2018.1.8(祝)
横浜FADhttp://www.fad-music.com/fad/
吉例・王様と競演、18:45登場予定、今回の王様との競演曲は…ストーンズの「ダイスを転がせ」だ!
乞うご期待!


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C 新日本プロレス 1/4東京ドーム

 テペペが券取ってくれて、ヨシテツと連れ立って観に行く。この待ち合わせは後楽園WINSの横にある、立ち飲みコーナー?テペペ曰く「新年はいつもここから始まる」
 ここだけ別世界の熱気に包まれており、ヨシテツが保護色でどこにいるのかわからん(^_^;)

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 さて試合。今年のメインは「オカダvs内藤」。すげえ楽しみにしていたんだが…誤解を恐れずにいえばちょっと冗漫。想いが絡み過ぎていたか。

 俺的には特別試合の「飯伏幸太vsCODY」がベスト。ラストのフェニックス・スプラッシュは綺麗だった。ハヤブサさんが空から喜んでいたに違いない。
 これまた誤解を恐れずにいえば、CODYにはディーバである奥さんがついていて、もうアメブロ展開でいろいろやるので、解説席のマツイジュリナさんにパイプ椅子で殴り掛かってほしかった(^_^;)
 
 しかし、鈴木vs後藤の髪切りデスマッチといいこの試合といい、いろんなジャンルのプロレスを新日がすべて持ってってる感がある。これも時代か。その超人気の新日、グッズ売り場にあまりに人が並んでて一時間以上待ち!記念グッズを泣く泣く諦める。だって試合開始の一時間前!にやる「時間差バトルロイヤル」(この日出場しない選手が一分ごとに21人!登場する)が観たかったのだ。俺と相棒にはメイン以上にツボなのだ。

 あ。元FMWのチームカナダの使いっぱしりだった「サドン・インパクト」(木更津のローソンに麦酒買いにいかされてた)が、いまや全米のスーパースター、クリス・ジェリコとして凱旋した試合は涙もの。ケニー・オメガとクリーンもダーティもある試合を繰り広げる。椅子やテーブルの使い方なんぞは、あのとき覚えたんだろうなあ、という感じで(^_^;)

 なんだかんだとリポートしてますが(^_^;)グテグテに疲れて帰路に。

 てなわけで、昨日の帰りは10年前に俺と同じく心機一転開業し、いまや木更津名物となった「木更津焼きそば」のオヤジ旧友、オグラさんのところへ。旧交を温める。今年は「富津」に出店して欲しいなあ。

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というわけで始まりました2018年。今年もよろしくお願いします<(_ _)>




posted by ジェイソン國分 at 06:22| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする