何と言ってもお藝大である。会場にはそうそうたるお師匠さまたちや、大先生たちがいらっしゃるのである。会場である川口リリアホールは超満員。というわけで、私はチンピラ・ミュージシャンなので存在自体が浮くのですな。んで、いつも最前列に座る。クラシックに携わる方々は、音の関係で前の方には座らないのだ。でも今日は超満員。そしたらど真ん中に、一席だけ空いていた。俺は隣にいる外国の方に声をかけた。「Is this seat available?」おそらくクラシカル畑であろう彼は親しみやすい笑顔でにこにこと「It's of course!」と応えてくれた。
コンサートはとんでもなかった。100分の一拍?くらいずつ微妙にテンポをずらして歪みを創りだす。でもそれが微妙に心地よい。インテンポばかりやって心地よい俺には未知の世界だ。終わってから教え子のトモミさんにお礼を言って帰ろうとしたら、先ほどの外国の方に声をかけられた。
Are you ROLLING STONES's fan?
そう、俺は藝大のコンサートだろうがなんだろうが、「いつもの格好」でいくのである(^_^;)
彼の名はディブ・タイラー。藝大の英語の先生をなさっている。所謂ALTだ。なんとブルース・ギタリストらしい。ひとしきり盛り上がって帰宅した俺のPCに、深夜以下のようなメールが届いていた(本人の許可得て転載)
Dear Jason,
Greetings. I was delighted to meet you this evening, and discuss The Rolling Stones with you - always great to meet a Stones enthusiast.
An extraordinary show this evening from the Geidai students - such a great sound. I’ve loved Xenakis and Reich for many years, but tonight that very strong program made Kawaguchi the most interesting place to be in the World!
If, by any chance, you were free Friday 2/22 9:00 pm, it would be great to see you again, and you’d be very welcome to join us onstage to help me out with the vocals on a couple of numbers. Of course, I look forward to catching your next live.
Looking forward very much to meeting up again.
All the best,
Dave Taylor
ん?なんかライブやるらしいぞ。しかも翌週じゃん、これ。さらに very welcome to join us onstage って書いてあるぞ。俺もシンガーだって自己紹介したけど、いいのか?でもやりたいぞ(爆)
矢継ぎ早にメールが来る。
Dear Jason,
“The Celt” as it’s known, is an interesting UK style bar - very friendly, easygoing, and almost certainly a place you might like to play.
The address is warriorcelt.jp and if you need any further info on how to get there, don’t hesitate to get in touch. It’s on the third floor on the right hand side as you walk from Ueno JR station down the long passage on the right hand side of OIOI. It’s not hard to find, and usually there’s a sign in the street outside.
Hope to see you next Friday if you’re free.
Very best wishes,
Dave
上野の UK style bar らしい。もちろん行ったことなどない。俺にとって上野とはもっと猥雑な街なのだ(^_^;)
でもこれ、ほんとに歌っていいのかな?恐る恐る再確認してみると…
Hi, Jason,
Thanks for your reply. Cool. Please come and sing with my band.
See you soon.
Dave
あ。なんかいいみたいだ。
んで、おそるおそる出向く。
場所のThe Warrior Celt は、こういうお店http://www.warriorcelt.jp/
入ってみて結構ビビる。所謂イギリス、というよりまさにケルトのローカルバーだ。こんなとこで歌って大丈夫なのか。俺の英語って香港で覚えてNZで磨いたからさ。なんかミョーな訛りがあるらしいんだよね(^_^;)だから欧米のひとにはあまり通じない。でもちゃっかり「守護神」は担いでいく。
んで、ビビりながらビール頼む。わかんないでテキトーに頼んだら黒ビールである(^_^;)つまみもこういうのである。これチキンパイね。ナッツ、と言ったら柿の種来るし(~_~;)
日本人のスタジオミュージシャン(まさにプロ)を従えたディブが登場する。
すげえ。こう言ったら失礼だが、こんな上手いとは思ってなかった。ブルースやロックの名曲を、矢継ぎ早に繰り出していく。
2ステージ目にこういわれた。
Tonight's special guest!
The one which is rock very much! Please welcome everyone with clapping! Jason !
もーやるしかない。ディブのギターは「サティスファクション」のあのリフを高速で繰り出していく。
三番がわかんなくなったので日本語で歌う(~_~;)会場に少しだけいる日本人に大ウケ(爆)
ま、そんな感じで演りまして。でも、ラストの曲(20世紀少年だ(^_^))で呼び込んでくれたからアリなのかな。
アンコールは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」だ!ありがたい…
アンコール終わったら、カウンターのお客さんにビール(今度はスタウトだ(^_^;))たくさん貰う。
素晴らしい夜だ。サンキュー、my new friend 、Dave Taylor !
2019.2.22
上野The Warrior Celt
Dave Taylor 's Band
第二部
1. ( I Can't Get No ) Satisfaction
第三部
2.20th Century Boy
アンコール
3. Jumpin' Jack Flash
<ジェイソン國分 今後のライブ>
@2019.3.16
アズハイムいずみ中央
ジェイソン國分歌謡ショウ
A2019.3.17(日)
蒲田オッタンタ
池タコライブ
池タコバンド&ソロ?
B2019.3.23(土)
横濱野毛サムズバー
ジェイソン國分の魂が鳴り止まない夜
第一部 The八百長(酒井なるひろ&ジェイソン國分)
第二部 HIRYU(まさにぃ復帰!)
C2019.3.28(木)
日吉NAP(一年三ヶ月ぶり!)
ジェイソン國分&榎本ヒビキ
D2019.3.30(土)
アズハイム上大岡
ジェイソン國分歌謡ショウ
E2019.4.2(火)
横濱野毛サムズバー
マサ中山ヴォーカルセッション
7年ぶりにベース弾きます!