UWFの発案で、この土曜日の成瀬クロップ・アコースティックフェスにおいて、UF&JがかのPIGの名曲「花・太陽・雨」を演ることになった。
この曲には忘れられないエピソードがあるんだ。(注・ここから記憶だけで語りたい。ネットで情報を摘まむのはプロレス者のやることではないからだ←前振り(^_^;))
「帰ってきたウルトラマン」に、「11月の傑作群」とされる一連の作品がある。そのひとつ、「怪獣使いと少年」のストーリーはこうだ。
とある町に、宇宙人が化けているホームレスが育てている少年がいた。ふとしたことから、ホームレスが宇宙人であることがばれてしまう。ここで注目すべきは、その宇宙人は別に好戦的だったわけではない。ただ、身寄りのない少年を慈しんで育ててきただけなのだ。しかし、町の人々はそれを良しとしない。おそらく良質な庶民であろう人々は、宇宙人から少年を強引に引き剥がす。理由は「彼が宇宙人だから」ただそれだけだ。
バットを持って集まった群衆は、宇宙人を殴打しながら叫ぶ。「おまえみたいな宇宙人はな、俺たち地球人とは違うんだよ!」「宇宙人なんか、悪いやつに決まってるんだ!」
「やめて!やめて!おじさん(宇宙人)はいい人なんだ!」少年は叫ぶ。しかし、暴徒と化した群衆は薄笑いを浮かべながら宇宙人を殴り…虐殺してしまうのだ。結果として、実は「怪獣使い」であった宇宙人が、地球の平和のために封印していた怪獣ムルチが暴れだす…
このようなストーリーだ。もうお分かりだろう。この、暴徒と化した住民の台詞の地球人を「日本人」に、そして宇宙人を…近隣の諸国の人たちに変えると…
この、胸が悪くなるような差別を描いた作品を、俺は小学校高学年で観た。当時の特撮は、いろんなことを教えてくれたのだ。そして、この撲殺シーンでかかるBGMが、かの「花・太陽・雨」…ここで、UWFから待ったが入った。『「花・太陽・雨」は、「怪獣使いと少年」ではなく、「許されざるいのち」です』(^_^;)
えーっ!…あ。そうだ。「許されざる命」だ。登場怪獣は、狂った科学者が作り上げた動物と植物のキメラであるレオゴンだ。この作品も「11月の傑作群」のひとつであり、この重厚長大なテーマは、「鋼の錬金術師」などに色濃く受け継がれている。
でも、俺の中の「花・太陽・雨」のイメージは「怪獣使いと少年」なんだよなあ。この土曜日、「許されない」ことは何か、脳裏に浮かべながら歌おうと思っている。来てね(^_^;)
…とかなんとか書いてたら、今日、西城秀樹さんが亡くなった。「ブルースカイブルー」「若き獅子たち」「薔薇の鎖」…少年の頃、影響されなかったといえば嘘になる。何と言っても、俺の「守護神」は、TAMAのオールアルミ・マイクスタンド、西城秀樹モデルのホワイト・ヴァージョンなのだ。いろんな方がお隠れになっていく。合掌。
<ジェイソン國分 今後のライブ>
B2018.5.19(土)
成瀬クロップ
クロップ・アコースティック・フェスティバル
UF&J 18:00登場!
C2018.5.20(日)
蒲田オッタンタ
ジェイソン國分&ザ・ソウルキッチン ワンマンライブ!18:30開演
スペシャルゲスト・幽霊会社みちづれ
そして、ソウルキッチンには、ジャズプレイヤー、SAX佐々木リョウタ参戦!
さらにピアニスト・榎本ヒビキも参戦決定!
D2018.5.27(日)
アズハイムいづみ中央
ジェイソン國分歌謡ショウ!
E2018.6.3(日)⇒日程が変わりました
新橋・落陽
西宮氏ご命日追悼ライブ
池タコスペシャルユニット
F2018.7.1(日)
横濱野毛サムズバー
新・新生HIRYUワンマン!