それでも正直行くのを迷っていた俺だが、「待ってるぜえ、ありがとよ!」という天の声?が聴こえ(^_^;)行こう!師匠が俺を呼んでいるのだ!と勇んで調べると…チケットはソールドアウト。師匠、なんだかんだ言ってさすがです(^_^)さて、どーすんだよ、とは思うものの、当日券を求めて一路鶴見へ。そう、今日の会場は、あのプロレス漫画の金字塔、「1,2の三四郎」その続編「2」(ややこしいな)に於いて、我らが東三四郎がデスマッチ王・美鈴拳(モデルは誰がどう見ても大仁田(^_^;))とピラニア・デスマッチ(!)を闘ったあの「鶴見食品市場」だ!
あれ?でも鶴見食品市場って、たしかなくなったんじゃなかったっけ?いや、師匠の試合だ、これは異次元空間から食品市場を持ってくるに違いない。
…と、まあ「プロレス脳」になってしまった俺の眼前に現れた会場は…ココ(~_~;)
なんか駐車場みたいじゃんかって?駐車場ですよ、某千葉県が本拠地の全国展開巨大スーパーマーケットの(^_^;)
でも、これこそインディーだ!邪道魂だ!
さて、チケットチケット、と当日券の長蛇の列(マジ)にちゃんと並んでいると…あ、コクブさんだーとの声が。おお、君は○○キッド、じゃない、USA江野沢くんじゃないか!こっちこっち、と招かれ、むにゃむにゃむにゃ。あ。俺のチケットだ(笑)
大仁田さん待ってますよ、とのキッドの声に、まずはめでたく師匠にご対面。
試合開始。今回の団体はプロレスリングAチーム。申し訳ないが全然知らない。名称からたぶんアパッチプロレス軍の後継か。そうするとそのうち金村ゆきひろが復帰してくるのか。それはそれで愉しい(爆)でも今日の元々のメインイベントは高森啓吾というパンクラスにいた人の引退試合。いいのかなあ。なぜって?大仁田師匠は「全部持ってって」しまうからだよ。
実際Aチームの試合はうーん、というものが多く、「大仁田枠」での黒田哲広vs佐野直がいちばんよかった。そしてダブルメインイベントの第一試合。高森さんは柔道家のようで、会場内には彼の先輩やご友人がたがたくさん来られる。みなさん柔道家なんだろう。そしてリングアナが高森さんの華麗な柔道の戦跡を読み上げる。そのたびに湧く客席。でも、怒られるかもしれないけど、俺はこの雰囲気には馴染めない。大声で飛ぶ野次にも醒めていく自分を感じる。だって俺はフィジカルエリートじゃないからね。高森さんがテンカウントゴングで泣くのも良くわかるし、たくさん拍手はするけど、でも俺にとっては「あちら側」なんだ。皮肉なことだが、だから今日俺はここにいるんだ。これから始まるのが、俺にとっての「こちら側」だ。
さあ、いよいよだ。会場についたとき、横でこんなもんを作ってた(^_^)
そこのけそこのけ「地雷」が通る(^_^;)
そう、本日の試合形式は…「ストリートファイト・エニウェアフォール・電流爆破バット&有刺鉄線地雷ボードデスマッチ」だ。(あー書いてて楽しい)これが「地雷ボード」なのだ。
そしてちょっとわかり辛いが、このコーナーポストのスイッチを押すと、下の「電流爆破バット」のスイッチが入る。なんだ、爆破って言ったって子どもだましじゃん、と思った方。それでは…試合開始!
こ、これが電流爆破だ!うひゃひゃひゃひゃひゃ…あー楽しい(^_^)そして敵方の緑のシャツの男は、全盛期のアントニオ猪木と激闘を繰り広げた、かのタイガー戸口、そう、キム・ドクである!キムさん元気♪いくつなんだろ?
大仁田師匠登場!待ってましたあ!
そして地雷ボードにはレザー・フェイス(友人・(笑))が落ちる。
今回、正直言って、主催団体と会場の雰囲気からいって、小規模の「爆破」になるのだろう、と思っていた。でも、この地雷ボードは凄かった。轟音と熱風、そして煙。ああ、師匠、本気なんだな、と思った。
そして、一年ぶりの大仁田劇場。
師匠は最後に深々と頭を下げ、こう言った。「心の底から、おまえらに、ありがとよ!」これでぐっときてしまう俺は馬鹿なのだろうか。
試合前に会った時、大仁田師匠はいつになくハイテンションで、俺に向かって嬉しそうにハグしながら「おう、おう、おう、ひさしぶりだなあ!」そして周りのスタッフを掴まえて「こいつ先生なんだよ!やってられないだろう!でも、友だちなんだよ!」これだけでも有難くて涙が出るんだが…あんまり何回も「ひさしぶりだなあ!」を連呼するので「後楽園ホール、行ったじゃないですか」というと、師匠はちょっと小声で俺に「ごめんね」と言った。
俺は気づいた。これがこの人なんだ。そういえば、復帰したら、後楽園ホールの引退試合のチケット代を全部返す!とか言ってた。俺も忘れてたくらいだから、きっと誰も覚えてないだろう(^_^;)でも、気にしているんだ。嘘つき!とか、とんでもないヤツ!とか言われて、ほんとうは傷ついているんだ。全身に細かく刻まれた彼の傷跡のように。でも、ステージ、いや、リングに上がると「鬼神のような虚勢」をはる。そこから彼の代名詞「俺は弱い!」が生まれるんだ。そしてそのあとに続く「でもな、俺は負けない」が。
あまたのインディーレスラーとの違いはそこだ。たいした必殺技もない。筋肉隆々なわけでもない。でも、きっとどんなフィジカルエリートと対戦しても彼は「負けない」だろう。そこに俺たちは共感し、夢を見るのだ。
師匠、まだまだよろしくお願いします(^_^)
そして…師匠、おかえりなさい!
<ジェイソン國分 今後のライブ>
A2018.11.4(日)
大田区平和島太陽の広場特設野外ステージ
大田区民フェスタ
池タコスーパーバンド
ジェイソン國分一年ぶりにエレキギター弾きます!(爆)
…フェスの総合司会もやりますぜ(^_^;)
B2018.11.17(土)
横浜野毛サムズバー
吉例・ジェイソン國分生誕59周年記念祭!
HIRYU、ザ・ソウルキッチン、UFJが一堂に会す!
そしてオープニングはジェイソン國分&榎本響!
歌いっぱなしの三時間!
C2018.11.18(日)
千葉県君津・たびだちのむら
たびだちのむら秋祭り!
D2018.11.25(日)
小糸運動公園特設ステージ&リング!
小糸フェスタ
ジェイソン國分ボランティアライブの集大成!
そしてなんと…地元出身プロレスラー大和ヒロシ氏(ex.レッスル1)
のリングアナやります!
…師匠、確信犯ですな(^_^;)