2018年09月16日

生きている声、生きている歌 〜小山卓治LIVE

 えっ?富津詳細レポート?書きますがな、書きますがな。逆に書きたくなるようなライブを今日観てきたんだ。

 小山卓治。皆さん知っているだろうか。俺が彼のLP(!)を手にしたのはたしか大学生のときで、当時の貸しレコード屋はLPの歌詞カードを裏ジャケットに貼りつけていたんだ。つまり歌詞が読めるわけ。そこで彼の詩を読んで、LPを借りてみて、その突き刺さるような詩とロックンロールの世界に嵌まったんだ。
 
 未だに活動していたことは何となく知っていた。メジャー・レーベルの契約は切れ、所謂インディーズでアルバムを出しながらライブ活動を続けていることも。でも、現在の活動を追っていたわけじゃなかった。
 シンガーソングライター・酒井なるひろが「横浜で小山卓治がライブ、しかもバンドでやるんで、一緒に行きませんか」と誘ってくれた。なるTが小山卓治を大好きなのは知っていたし、なるTのオリジナル曲には彼の影響が十分に感じられる。だから、おお、これは観てみたいな。昔の曲やってくれるのかな。そんな感覚で足を運んだ。

 ぶっ飛んだ。一曲目から、ああ、俺、これ知っているぞ、でも、懐メロ感が全然ない。結局この曲は、俺が愛聴していたレコードではなく、全然別な、しかし聴いたことがある曲であることが後でわかった。
 そんな、なんというか、昔聴いたことあるからでなく、「今のテンションで奏でるロックンロール」なんだ。

 それから、知らない曲もたくさん演った。でも、すべての詩の世界がちゃんと耳に、いやココロに飛び込んでくる。そういう声なんだ。そういう歌なんだ。

 本編ラストは「カーニバル」だった。凄い好きな曲で、でも、当時、30年前(!)のHIRYUはオリジナルしかやらないので、ベースを弾いてサポートしていた、鹿児島のポン友・クボくんのバンド「フールカブ」で取り上げていたりした曲だ。
 ♪俺たち、ここで生きていかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯!
俺はよっぽど良くないと予定調和では立ちあがらないんだが、こればかりは…自然に腰が上がり、シャウトして手を打った。

 終演後、なるTの計らいで小山卓治(あまりに良かったので、逆に敬称を付けたくない)会うことができた。なるTはご存じオモテの仕事での同業者でもあるのだが、なるTは所謂「研究授業」というヤツで、小山卓治の「ひまわり」を採り上げている。その縁で小山卓治と面識があるんだ。

 素顔の小山卓治は、とても優しく、謙虚な方であった。彼の楽曲に「Yellow WASP」という曲がある。タイトルから想像していただきたいのだが、ある意味過激な、しかし、胸に詰まるようなプロテストソングだ。現に某メジャーレーベルからは検閲に引っかかって発売できず、なんとカセットテープ(!)で自主制作、手売り販売されていた。そんな歌を歌っているひととは思えない…この温和さ。この謙虚さ。しかし、俺は知っている。俺にとっての神・PANTAもそういう人だからだ。優しいからこそ、こういう歌が歌えるんだ。優しくなくては、そういう歌は歌えないんだ。

 そして、小山卓治の歌は、全く懐メロではなかった。今の歌も、30年前の歌も、全く同じテンションでココロを揺さぶる。それは彼が、ずっと歌っているからだ。ずっと、キツくても、挫けそうになっても、立ち位置を変えずに来たからだ。それは俺のキモチを激しく揺さぶる、最高の衝撃波だ。

 なるTは、ちょっと落ちている俺のために、自主編集した小山卓治のCDを送ってくれていた。感謝するぜ、なるT。

小山卓治0.jpg

<ジェイソン國分 今後のライブ>

@2018.9.16(日)
アズハイム上大岡
ジェイソン國分歌謡ショウ!

A2018.9.16(日)
池タコライブ58
蒲田オッタンタ https://studio80.org/
新ユニット?(^_^;)フレディ、ジェイソン&響、登場!

B2018.9.23(日)
アズハイムいづみ中央
ジェイソン國分歌謡ショウ!

C2018.9.30(日)
横浜野毛サムズバー http://www8.plala.or.jp/samsbar/
ジェイソン國分の魂が鳴り止まない夜
ジェイソン國分&ザ・ソウルキッチン
<Guest>
國分亜沙妃、榎本響

D2018.10.7(日)
ウェルネスホームグランダ藤が丘
秋祭り!ジェイソン國分スペシャル歌謡ショウ!

E2018.10.14(日)
大井埠頭D14埋立地海浜公園
詳細未定

F2018.10.27(土)
木更津MICK http://may0925.blog.fc2.com/
MICK13周年記念LIVE
HIRYU参上!
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2018年09月09日

9/1 川崎クラブチッタアティック UF&J ライブリポート

 あれ?「富津」の詳細レポートじゃないの?という声が聞こえてきそうであるが(^_^;)それはそれできちんと書きますが、「富津」の一週間後、お誘いあって参戦したライブが非常に新しい、斬新な展開になったのでお届けしたい。

 クラブチッタアティック。出演るのはもちろん初めてだが、訪れるのも初めてだった。O氏のご紹介で知り合った「シクスシクス」のアンカさんの招聘で、参戦したこのハコ。まず驚かされたのが…

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 この天井の高さ!
 要するにかのクラブチッタの側部に作られたハコなので、チッタと同じだけの高さがあるのである。しかし、横部分は細い。物凄い縦長の、逆鰻の寝床のようなハコなのである。

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そこにちゃんとバーカウンターがあり、ビールがちゃんと旨い(笑)⇒ライブハウスには重要な要素である。

 さて、天井が高いとどうなるか。そう、音響に詳しい人ならずともおわかりのように、残響が凄いのである。ナチュラル・エコー、ディープ・リヴァーヴである(^_^)
 自分でいうのもなんだが、俺の声には非常に合ってる。何回かステージでマイク外して吼えてしまい「やめなさい」とUWFにたしなめられる(^_^;)

 この日はUF&Jのベスト盤的選曲をゆっくりとパフォーマンスすることができた。そして、シクスシクスさんのほかにハーディ&ガーディさんという歴戦の強者と知り合うことができた。いつも言っていることだが、凄いやつは皆謙虚だ。
 「富津」から一週間、「新しい一年の始まり」にふさわしいライブであった、と言えよう。

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2018.9.1.
川崎クラブチッタアティック
UF&J セットリスト

1.花・太陽・雨
2.裸にされた街
3.万物流転
4.七月のムスターファ
5.アイスプラネット 第一章
6.ロックンロールが鳴りやまない

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<ジェイソン國分 今後のライブ>

D2018.9.16(日)
アズハイム上大岡
ジェイソン國分歌謡ショウ!

E2018.9.16(日)
池タコライブ58
新ユニット?(^_^;)フレディ、ジェイソン&響、登場!

F2018.9.23(日)
アズハイムいづみ中央
ジェイソン國分歌謡ショウ!

G2018.9.30(日)
横浜野毛サムズバー
ジェイソン國分の魂が鳴り止まない夜
ジェイソン國分&ザ・ソウルキッチン
<Guest>
國分亜沙妃、榎本響

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H2018.10.7(日)
ウェルネスホームグランダ藤が丘
秋祭り!ジェイソン國分スペシャル歌謡ショウ!

I2018.10.14(日)
大井埠頭D14埋立地海浜公園
詳細未定

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posted by ジェイソン國分 at 13:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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