2018年06月26日

気分はだぼだぼソース 〜がんばれ中華屋さん! U

 マックが夜ごはん、とか銘打っていろいろ始めたり、かの「山田うどん」が「山田うどん食堂」に変貌したりする(何なんでしょう(^_^;))今日この頃、だが俺はやっぱり中華屋さん、なのだ。

今日のアテはこれ↓

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まぐろぶつ、320えん。漬けではないのか、という色合いが見事だが(爆)でも、ちゃんとここのはホントに旨いのよ(^_^)

しかし、今日の「マスター半額爆発サービス」(ほんとにこう書いてある(^_^;))はコレ。

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「Wフライ(烏賊と鯵)」340えん!ここのアジフライもイカフライも、ちゃんと刺身で食えるヤツを揚げたてである。ウマいのである。そしてこれで千円いってないのだ。素晴らしい。

んで、今日のテーマ(主題)コレ↓

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「オリバーソース!(業務用)」(バリュー兄弟の「オタフクソース!」のメロディーで)

 オタフクでも、カゴメでもましてやブルドッグでもない、このソース、神戸の産である。そう、浪速のお好み焼きソースが元なのだ。バリュー兄弟のコメさんに恩を売るわけではないが(^_^;)、お好み焼きソースとしてはオタフクがいちばん旨いと思うし、家庭で使うんならブルドッグの中濃も好きである。しかし、こと、大衆食堂、中華食堂にはこのオリバーソースが絶品なのだ!!
 俺には「オリオンビール理論」というのがあり、大昔初めて沖縄行った時に吞んだオリオンの旨さが忘れられず、沖縄からハコ買いして、しかも二箱担いで(バカ)帰ってきたのだが、地元で吞むとそこまでウマくはないという((~_~;) ⇒書いてて飲みたくなった、ユモトよろしく(^_^;)

 つまり、すべての飲みもの食いものにはその気候風土にあった旨さがあり、それが最上である、というあたりめーといえばあたりめーの理論なのだが、このオリバーソースに関しては、定食屋の空気感というか、喧騒がぴったりくるのである。

 タイトルの「気分はだぼだぼソース」は、椎名誠氏の初期のエッセイ集のタイトルなんだが、氏の幼少時、ソースって家庭にはほとんど常備されておらず、肉屋にお使いに遣らされたときに、五円のコロッケ買ってそこでかけてもらえるソースに「おばちゃん、ソース、だぼだぼね!」と頼むという…これ以上に美味なものがあるだろうか、いやない!というまことにペーソス溢れる名文なのだが、このエッセイも絶版だそうだ。うーん。

 フライと言えば、相棒の地元で食わせて貰ったアジフライも絶品だったが、あそこはキャベツも旨いんだよなあ。今度、味平の大将に「キャベツ大盛り」お願いしてみよう。それでオリバーの中濃(フライはウスター)かけてバリバリ食えば…麦酒三本はいけるというものだ。


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2018年06月24日

文学と、そしてロックンロール

 「近代文学シリーズ」というのに着手して、もう20年以上の月日が流れたことになる。最初に書いたのは「羅生門」で、もう馬鹿みたいにするすると詩ができたのだが、気が付くと物語の前半だけで三番まで出来上がっていて、おー流石は芥川、手強い、なんて変に感心して納得したりして、おう、これが「得心」というものかいな、と。
 そしてそれをK陵軽音の合宿で講師に来ていた当時のHIRYUのメンバーで演奏したりしてたら、生徒が「山月記」ってカッコいい小説ですよねえ、なんて言われたもんだから、おう、わかるか、なんつって、詩を書いたりして。ド頭のところはどうしても語りにしたいんだ、なんつって無理やり押し通したらこりゃラップですねえ、と。やはり中島敦は世間をディスりたいわけですな。

 ここまで書いて、あれ?いつもと文体違うな、と思った方、正解です。とある小説家の文体を拝借して書いてみた(さて、誰でしょう?答えはこの文中のどこかにありまっせ)。
 
 20年。でも実は、四作書いた後、約20年全くできなかったんだよねえ。つまり、当時の鍵盤奏者が曲書いてくれた「山椒魚」以来、出来てないんだ。書けてないんだ。
 最初に書いたときも、カッコつけて言えば「天啓」だったわけで、つまりいつ「降りて」くるのか全くわからんかったわけで。でもここまで出来んとも思ってみなかった。

 もともと明治の文学者って、ロックンロールだよなあ、と思ったのが始まりで。情死した太宰の新聞記事読んだ永井荷風が「へん!書けなくなったからと言って女と死んじゃいけません」とつぶやいたってのは有名な話だが、その荷風爺さんは「買い物籠」に全財産(今だと六千万くらい?)を入れて、浅草のストリップ小屋に通い詰めて、ほんでもって市川の庵で血を吐いてたった独りで死ぬという…もう、ほとんどシド・ビシャスである。

 芥川も、中島も、梶井も、井伏も、そして太宰もロックだ。そしてあれから20年。もう、太宰や芥川どころか、このままでは荷風の享年すら超えてしまいそうないま、突然第五弾ができました(^_^)昨日のスタジオで相棒が曲の片鱗を聴かせてくれただけなので、いつ完成に至るかは未明だが、とりあえず誌を「脱稿」できたのは嬉しく思っている。

 昨年の芥川賞を又吉さんが受賞したのは社会現象になったが、この20年で町田康や辻仁成などの「ロックなひと」が芥川賞取ってて、それはそれで好きだしわかりやすいとこなんだけど、俺の「近代文学」視点では又吉さんがロックなのだな。

 文学とロックの視点。それは、読み手・聴き手にも現れてくる。つまり、この辺の読み手聴き手には誰でも「人生を変えられた一冊・一曲」がある。それはほんとに人それぞれだし、一冊・一曲に限らなくてもいいのだ。俺は複数あるし。
 この辺の話をして酒を吞むのが大好きだ。とくに、くだらねー話に突如この辺の話が混ざるとたまらん。酒とロックと文学は、凄く近くにある融合点だ。ここに怪獣とプロレスというスパイスが混じるともうたまらんのだあな。

 気長に待っていてほしい。しかし、詩を読み返してみると、つくづく不吉な塊に蝕まれてんなあ。誰か「銀のスプウンで俺を『すくって』」くれないか。

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2018年06月16日

頑張れ!中華屋さん

 中華屋さんで吞むのが好きだ。所謂ラーメンの「名店」でなくて、中華屋さん。 いま、北尾トロ氏をはじめとして、結構中華屋さんの本が街に溢れてたりするんだが、実はこのネタ、ずーっと温めていたもので、もう、四、五年前になるのか。ザ・ソウルキッチンのテペペ西口との話が発端である。テペペ曰く。

「中華屋さん、っていいですよね。でも、後継者問題他で、イイ店がどんどん無くなっていくのが悲しくて…」

「中華屋さんの定義は、やはり『オムライスがあるとこ』だと思うんです」

まことに慧眼である。そして、俺にとっての中華屋さんの定義は…

「漫画ゴラクが似合うとこ!」

これである。

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このお店は、俺が夕食でよくお世話になっている木更津の「味平」さんだ。(食いものの話になる突如文体が相棒調になる(^_^;))
突然奇しくも同じ冷やし中華だけど(俺は冷やし中華が好きなのだ)
「ゴラク」の号が異なるのでわかるように別日である。

この冷やし中華、ご覧のように「冷やし中華の基本」を踏襲していてたいへん美味である。しかし実はこの写真は一年前。ここはGW明けから「冷やし中華始めました」するので(この張り紙は現代の「枕草子」だと思うのは俺だけだろうか)今年バージョンも食ってるのだが、何かちょっと違うのだな。

で、今年の↓

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うーん、写真比べてみるとあんまかわっとらんなー(爆)今年からマヨネーズ付いたのが余計感なのかなー。嫌いじゃないんだが。

さて、せっかく冷やし中華なので、俺が昼食でお世話になっている、同じく木更津の「池田屋食堂」さんだ。



ここも超基本の冷やし中華だ。何が基本かって?ハムと卵と胡瓜に紅生姜。もちろん、各諸兄に展開は任せるが。

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しかし「池田屋食堂」の凄いところは何つってもこれである。

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何が?って思った方。これ、「半チャーハン」なんですよ(^_^;)ちなみに、横のスープは、俺の20年くらい前に一回出した要望で、それからずっと「小ドンブリ」で出てくる。えー、「半」でこれだから、「普通」は推して知るべし。
さらには「大盛り」も、なんと、「爆盛り」まである。腹を減らした中高生諸君の強い味方である。

痩せこけてあんまり腹に入んなくなった俺も、この店に行くとつい食いたくなって頼んでしまう。

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ラーメンはいわゆる竹岡系ね。相棒流に言わせると、乾麺じゃないし、ちゃんと出汁とってるから房総系。

ちなみに「半カレー」バージョンがこれ。

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あーたいへんだ(爆)

さーたいへんといえば(^_^;)前述の「味平」さんの「五目そば」。

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海老にホタテに、ハムにチャーシュー。極めつけは目玉焼き(^_^)。五目どこの騒ぎでなく、ここに隠れて見えないいろんなもんが入ってる。これで680えん。



さてさて、冷やし中華と炒飯+αで、こんだけ文章が書ける。こんな中華屋さん、なくなって貰ったら困っちゃうんだけどな。

最後の写真、これは木更津でなく「東京都内」である。もちろん現存する店だ。このピンクのチャーハンに(これも「半」だよ)救われたミュージシャン、いや、バンドマンは多いのではないかな。

当てた人には…なんも出ないけど、そういう人と「イイ中華屋」で吞みたいものだ。

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