2016年04月29日

ハヤブサさんのこと。

 ハヤブサ。第二期FMWのエースとして、華麗なる空中殺法で団体のエースとして君臨。当時の怒涛のプロレスブームの中にして、かの絶対インディー嫌いの長州力が「長州さん、インディーにもいい選手いますよ」「誰がいるってんだよ」「ハヤブサがいるじゃないですか」「ほら『あいつしかいない』だろ」という、会話がなされたという、わかんない人には絶対わからないが、これは凄いことなのだ。

 そして2001年10月22日。ハヤブサは試合中の事故で頸椎を損傷。全身麻痺という、矢口壱琅さんによると「四日後にお見舞いに行ったのだが、眼しか動かせなかった」という事態に陥る。
 これはとんでもないことだ。後に本人から「自分で死ぬこともできないんですよ、ジェイソンさん」と言われたが、何も返答することができなかった。

 彼がまだハヤブサではなかった頃、ちょうど俺は大仁田師匠がK高校の文化祭に来てくれた時期で、師匠との交流ができ、小躍りしてた頃だった。
 「木更津倉形スポーツ会館」という、もーなんつーか、ひなびた、というとカッコ良すぎる「ドサ」という言葉がぴったりの会場(^_^;)が当時あって、俺は早めに会場について、差し入れの麦酒を浅子さん(彼も故人だ…)に渡したりしながら、タイトンとグラジエーターの柔軟とか見てたんだ。

 そのとき、長身の筋肉隆々の若者が現れた。「あ、江崎だ」俺は彼のファンである連れと一緒の写真を撮らせてもらった。その日は、明くる日から「ハヤブサ」としてメキシコ遠征に向かう、素顔の江崎英治としての最後の試合だったんだ。そのときの江崎氏のなんともいえない笑顔の写真は、いまでも家に大切にとってある。

 事故から8年後…池タコSHINから、ハヤブサさんが蒲田オッタンタで歌うから、共演しないか、と声がかかる。「ハヤブサが…歌?」俺はそのときまで全然知らなかったが、ハヤブサさんは「首から下が動かなくったって、歌えるじゃないか」と決意。「史上最強のミュージシャン」矢口壱琅氏を相棒に、シンガーソングライターとして活動していたんだ。

 光栄な共演を果たし、矢口さんとも交流ができた俺は、蒲田在住のハヤブサさんと時々飲むようになった。ハヤブサさんは、車椅子から立ち上がれるまでに回復しており、それはまさに「奇跡」と呼べるものだった。その姿は、地道な、そして過酷なリハビリを積み重ねたもので、やたらといろんなことに挫けそうな俺に「なにやってんすか」と無言のハッパをかけてくれるものだった。

 そして昨年12月。横浜野毛サムズバーで矢口壱琅バンドをバックにハヤブサさんが歌うという。駆けつけた俺と終演後に乾杯したハヤブサさんは、にっこり笑って握手してくれた。その握力は、びっくりするほどしっかりしたもので、蒲田で再会した7年前には考えられないものだった。
 すげえ。この人だったら、ほんとに再起してリングに立つのだろう。そう確信させる握手だった。

 それからたった三ヶ月。不死鳥ハヤブサは、天国に舞って行ってしまった。

 お別れ会に出席してきた。新崎人生氏、矢口壱琅氏、ミスター雁之助氏という、これ以上ない三人がこれ以上ない順番で弔辞を述べた。そのときの矢口さんの
「あいつは怪我をしてからも、ずっとずっと、最後の一瞬まで、プロレスラーだった。負けても負けても、倒れても倒れても、何回でも挫けずに立ち上がるのがプロレスラーだからだ」

 俺は、プロレスファンでいてよかったと思った。

 下に、最後に会ったときの写真を載せようと思う。でも、最後まで「ハヤブサ」を全うした彼の、素顔の写真を載せるのは違うかな、と考えた。しかし、拙文を書いているうちに、彼の「いいよジェイソンさん。かまわないよ」という優しい声が聞こえてきた気がした。不死鳥ハヤブサの、最高の笑顔と最高の握手を載せようと思う。

 ありがとう、ハヤブサさん。あなたのことを考えたら、まだまだ挫けるわけにぱいかないよな。昨日、ちょっといろいろあって肋骨が三本ほどいっちゃったんだけど、こいつもプロレス的には怪我のうちには入らないよな。「リングに上がれる」ことは幸せなことなんだ。あなたがそれを教えてくれた。

彼の名セリフで今日を締めくくりたい。

『お楽しみはこれからだ!』

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<ジェイソン國分 ライブスケジュール>
@4/30(土)木更津MICK http://may0925.blog.fc2.com/
MICKフォークジャンボリー
ひとり二曲(^_^;)22:50!?登場予定(^_^)

A5/4(水・祝)大田区池上・スター楽器ホール
大田区と宮城県松島市「絆」音楽祭
※収益金は全額松島市コーラス団体に寄付
ジェイソン國分&ザ・ソウル・キッチン(ロージー松木g、ヒデキロボ98号b、テペペ西口dr)
11:30登場!

B5/8(日)アズハイム川崎中央(高齢者介護施設)
ジェイソン國分歌謡ショウ!

C5/15(日)日吉Nap
※詳細未定

D5/21(土)横浜野毛サムズバーhttp://www8.plala.or.jp/samsbar/
19:30スタート予定
出演:ジェイソン國分vo、ヨシテツg、UWF田村b、MASAKIdr(ex.EDGE、カルミナ)

E5/22(日)アズハイムいずみ中央(高齢者介護施設)
ジェイソン國分歌謡ショウ!



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2016年04月25日

ウルトラ怪獣ヴィレッヂ

 熊本は甚大被害、と政府認定が成されたそうで、これで少しでも公的支援が早く届けば、と思う。UWFが書いていたが、「想う」ことはもちろん、何かできることを、と考える。

 さて、表題のブログ?だが、書き手の「ばるたん」さんに許可を貰ったので、こんなときだからこそ、是非ご一読いただきたい。http://blogs.yahoo.co.jp/valtan0006

 もともとは「怪獣好き」を公言している俺に、相棒が「読んでみなよ」と教えてくれたもの。
 早い話が、ウルトラ怪獣(最近ではショッカーはおろか、妖鳥シレーヌ(^_^;)、ジェダイ卿(~_~;)まで登場するが)が彼らが自治する村に住んでおり、そこで起こるのほほんとしたドタバタ劇を四コマ漫画風に綴ったもの。そして、この村の住人達はすべて「指人形」で表現されている。この指人形、よいこたちが集う「後楽園ゆうえんち(あ、今は東京ドームシティか(^_^;))のグッズ売り場に大量、というかよくぞここまで、というぐらいの種類が売られていて(何が凄いって、ウルトラホーク1号とかジェットビートルまである)よいこたちは買わずに、というかねだらずにはおられないのだな。ご多分にもれず、ウチにもまだ大量にあるはずだ(^_^;)

 この設定だけで十分に面白いし(たとえば村長はアタマはいいが人望を気にするメフィラス星人、小学校にはミニラとモスラの幼虫が通う、など)ギャグセンスはクール、というか洗練されてて素晴らしいのだが…

 俺が紹介したいのはそのことだけではない。なんというか、全体を流れる「やさしさ」があるのである。
 インターネットの世界は、どうしても誰かを「糾弾」したり、「物申さねばならぬ」文体が多い。でも、ウルトラ怪獣ヴィレッヂは誰も傷つけない。なぜかキングジョーが粗大ごみとして捨てられていたり、M1号がボケをかましたり、ガラモンが叶わぬ恋に身を焦がしたりするが(^_^;)でも、誰も傷つかないし、救われているのだ。彼らの仇敵であるウルトラ一族も当然のように村に在住しており、近々のネタでは選挙に一票投じたりしているのだが、ちゃんと上手く共存している。

 この一年、ずっとネットを見れなかったりしたのだが、ウルトラ怪獣ヴィレッヂだけはしょっちゅう見てて、ずいぶんと救われた。
 俺は、文章はひとを救うべきだと思っていて、このブログも以前からその姿勢で書いており、再開にあたり、ウルトラ怪獣ヴィレッヂの精神で綴りたいと思い、「ばるたんさん」に紹介許可を求めた。彼はちゃんとレスをくれ、そのブログの通りの優しい文言で再開を祝福してくれたんだ。

 大好きな漫画家サイバラさんも「ツラい一日の最後に寝床で自分の漫画をみて、バカみたい、とクスッと笑ってくれたらとても嬉しい」と書いていた。

 いまキツイ人ほど、ご一読をお勧めします(^_^)
http://blogs.yahoo.co.jp/valtan0006



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2016年04月17日

史上最大のリクエストショーふたたび 〜そのA


 UWF氏はじめ、たくさんの激励をありがとうございました。「前」を向いていきたいと思います(^_^)

 さて、前回のブログで大事なことを書いてなかった。横浜野毛サムズバーでのチャージ募金27,000円、そして蒲田オッタンタでのテペペ西口の「本をいくらでもいいから売っちゃうよ募金」5,080円はしっかりH田の自治会長様に手渡してきました。

 という報告をしようとした矢先の熊本の地震。熊本城の石垣って、ほんとに「がっちり」しているんだ。そしてあの地域は台風が大きいので、瓦とかも当然重いんだ。それがあの状況…いま、これを書いている時点でまだ大きく揺れている。どんなにかの怖さだと思う。
 被害にあわれた方に心よりの鎮魂を捧げますとともに、自分が何をできるかを考えていきたいと思います。

 こんなときに不謹慎かとも思いましたが、あえて、ポケモン・マスターSくんから届いた「第四部」のセットリスト。H田の親父さんたちの、宴席を囲むパワーが甦ってくる。たぶんあの人たちは、熊本のためにすでに動き出していると思う。ほんとにすげえ人たちなんだ。このパワーが熊本に届きますように。

ジェイソン國分歌謡ショー 宮城県石巻市 H田小学校体育館

第四部(酒席アンコール(^_^))

49.HERO (甲斐バンド)

50.さらば涙と言おう(森田健作)
51.太陽がくれた季節(青い三角定規)
52.帰らざる日のために(いずみたくシンガーズ)

53.君は薔薇より美しい(布施明)
54.唇よ熱く君を語れ(渡辺真知子)

55.ロックンルージュ(松田聖子)
56.時間の国のアリス(松田聖子)
57.硝子のプリズム(松田聖子)
58.夏の扉(松田聖子)

59.スプリングサンバ(大場久美子)
60.ハートのポプリ(大場久美子)

61.酔って候(柳ジョージ&レイニーウッド)
62.フェンスの向こうのアメリカ(柳ジョージ&レイニーウッド)
63.青い瞳のステラ、1962年夏(柳ジョージ&レイニーウッド)
64.横浜ホンキートンクブルース(エディ幡)

65.月のあかり(桑名正博)

66.アンビシャス(ハウンドドッグ)
67.飲まずにいられない(ARB)
68.HEAVY DAYS(ARB)
69.イカれちまったぜ!(ARB)
70.ユニオン・ロッカー(ARB)

71.長き旅から(Jason_K−Yoshitetsu)

72.今夜はオールナイトで(リプライズ)(Jason_K)

posted by ジェイソン國分 at 23:01| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする