2015年01月14日

痛定思痛   〜木更津ラーメン事情 番外編

※インフルエンザに罹患、高熱を出して、五日間、すべての行動が制限されました。この間、たいへんに大事なコンサートがあり、出演不可となりました。バンドメンバー、スタッフ、そしてお客さまに尋常ならざるご迷惑をおかけしました。私自身、たいへん大きな気概をもって取り組んでいたライブであるため、人生観が変わるほどの落ち込みを味わいましたが、関係者の方々にはここに陳謝申し上げます<(_ _)>


 …というわけで、人生には何があるかわからない、というのが持論ではありますが、心身ともにやられ、五日間でまた5kg減。オモテの仕事が明日より佳境に入るため、とにかくと思い食のリハビリに赴く。三日間は水分のみ、あとはバナナとプリンとうどんとお粥、という状況、そしてなんつってもメンタルのリハビリに効くのはここしかない。
 君津の箕輪交差点にある、「みのわ食堂」。そう、ツバサくんのおばーちゃんがやってるお店である。

みのわラーメン外観.jpg

 店長であるおばーちゃんは無類の艶歌(演歌、ではない)好きなので、おばーちゃんのフェイバリットシンガー、北川大介氏の最新ポスターがところ狭しと貼ってある。こういうところも俺は和むのだ。

 肝心なラーメンは…

みのわのラーメン.jpg

 一言で言うと「優しい竹岡系」だ。胃に優しい、というよりココロに優しいのだ。

 おばーちゃんもおかーさんもマサさんも、いつもの柔和な笑顔で新年のご挨拶をしてくれた。

 ラーメンでいいす、と注文したのだが…

つばさくんち.JPG

 キモチの切り替えはできた(か?(^_^;))明日から事後処理を含めフルテンで動きたいと思う。 
posted by ジェイソン國分 at 23:16| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月08日

BLUE GIANT 〜極私的一考察 そのA

 先日取り上げた「BLUE GIANT」、共感のコメントを戴けて嬉しい。そこで、最新第四巻で俺が大好きな場面を。

 主人公が「上京」(当然プロのジャズプレイヤーになるためである)する直前、“師匠”由井の指示で、最初にボロクソにけなされたジャズバーでのセッションに臨む。当初やはり「上手く合わせられず、独りで吹いてるような感覚」に襲われた主人公に師匠・由井は一言「聴け」と合図を送る。そして主人公は「皆の後ろで吹いてる」感覚を得る。
 そう、バンド演ってると、まさにこういう感覚に襲われるときがある。俺はシンガーなんで、皆の演奏にいわゆる「乗る」わけだが、うまくハマればハマるほど、メンバーの「後ろ」で歌ってる感覚になる。ああ、この作者はバンド経験者なんだな、と理解できる場面である。
 そして、俺がシビれたのは次の場面。主人公のサックスのアドリブに、メンバーが「乗り出す」。ピアニストは、前回彼と合わせており、そのとき轟轟たる非難に帰らされた主人公を一人かばったことを思い出し、その成長に感激する。ベーシストは「な、なんなのコイツ」と驚愕する。

 そしてドラマーは…叩きまくる彼の背景に、ドラマーとしての人生がサイレントで描かれる。小太鼓を無我夢中で叩いていた幼少期、ブラスバンドで叩いていた中学時代、そしておそらく高校時代、モヒカン頭でパンクバンド?で叩いている…しかし、彼のバンド仲間は髪を切り、スーツに身を固めて彼のもとを去っていく…呆然と、哀しい顔で見送る彼…

 でも、彼はドラムを辞めなかった。そして、主人公のセッション中に彼はつぶやく。

 「ああ、ドラムやってて、やっぱり間違ってなかったんだ」

 ここで、「ドラムやってて良かった」でなく、「間違ってなかった」とつぶやくところに素晴らしさを感じる。“発表会”バンドやってたら、「間違ってなかった」なんて絶対思わないからだ。
 日々の暮らしの中で「俺はこんなことやってていいのか、バンド続けてていいのか」なんてきっと悩むこともあるだろう。でも、真剣に対峙してれば、こういう「間違ってなかった」と確信できる“神が赦す瞬間”に遭遇することがある。

 先日、2014年度最終公演の日吉Napで、Toru−Johnとともに数時間前に直前リハに臨んだ。もうまさにその日の朝に決めた選曲、イーグルスの「デスペラード」を歌ってるとき、まさにこんな感覚に襲われた。ああ、やっぱり歌ってて、間違ってなかったんだって。
 この日の本番は俺がちょいとした緊張(^_^;)から構成をミスり、盤石の出来とはいかなかったんだが(スマンToru−John)なんというか、納得できる年末の締めだった。

 「演り続ける」すべてのミュージシャンに喝采を。

comics_blgt04.jpg

<ジェイソン國分 2015ニューイヤー・ツアー>

@1/12(祝)相模女子大学音楽ホール
神奈川県高等学校軽音楽連盟主催「K−LIVE」 
ファースト・コモンズ再臨! …さらに小田原コモンズも!(ベース弾きます(^_^;))

A1/30(金)横浜野毛サムズバー http://www8.plala.or.jp/samsbar/
ジェイソン國分の魂が鳴りやまない夜
謎(!)の新ユニット「なるJ」「Jシン」登場!(^_^;)

B2/7(土) 日吉Nap  http://www.hiyoshinap.com/
ジェイソン國分&Toru−John

C2/14(土)下北沢屋根裏http://shimoyane.com/
昼ライブ! HIRYU登場!
posted by ジェイソン國分 at 23:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月06日

BLUE GIANT 〜極私的一考察

 小説にしろ漫画にしろ、紙面からは音が出ないので(^_^;)「音楽」をテーマにするとたいへん大きな壁が存在することになる。漫画の世界では一世を風靡した「BECK」(教え子のスズキコウタくんは現在タワレコに平積みになるほどの全国展開バンドのリーダーだが、彼のバンド名はかの作品から取って「Revolusion9」という)や「ピアノの森」がその成功例で、“至高の音”を表現するために敢えて「無音表現」を使用したりしている。

 さて、表題の作品は現在ビッグコミック連載中の若きジャズマンがその厚い人間関係に揉まれながら成長していく物語だ。作者はかの「岳」の石塚真一氏なので、たいへん暖かく人間を描くことに成功している。さて、この作品ではジャズをパワー溢れる音楽として表現しており(ときにはロックよりも、と表現される)そのために多種のオノマトペを使用して、アート・ブレイキーやソニー・ロリンズの“熱”を表現している。
 んで、この音声表現についてはちょっと置いといて(置くのか(^_^;))

 第三巻、主人公が高校最後の文化祭のステージにテナー・サックス一本で立ち、なみいるロックバンドに邪険にされつつ、トリ前の登場を強要される(ロックバンド悪役(^_^;))。ここに登場するのが、俺がこの漫画でいちばん好きなキャラクター「黒木先生」だ。黒木先生はいわゆる、誤解を恐れずに言えば「小柄なおばちゃん」だ。優しく訥々とした授業をするから、はっきりいって誰も聞いちゃいない。「まあ、大変」が口癖の、愛すべき「影の薄い」おばちゃんなんだ。
 主人公は兄に買って貰ったサックスを手に、当初黒木先生に「どうすれば音がでるんですか?」と訊く。すると黒木先生は「まあ大変」と、少しもバカにせずに彼に運指表を渡すのだ。
 それから二年。燻っていたサックスプレイヤーの由井を師匠としてレッスンする主人公は、高校最後の文化祭に独りステージに立つ。ジョン・コルトレーンの「カウントダウン」を吹いたあと、初めてジャズに触れた級友の大歓声の中「スペシャルゲスト!」として黒木先生を紹介し、彼女のピアノとともに「校歌」を演奏する。後半、アドリブの応酬の中、黒木先生の腰は自然に持ち上がり、主人公のサックスとともに立奏する。生徒たちは「先生、カッケー!」と絶賛する。俺がいちばん好きなシーンだ。

 実は俺にも、「黒木先生」がいる。中学校時代に音楽を教えてくれていたエビス先生だ。エビス先生は漫画の中の黒木先生と同じで、ちょっとお年を召した(だぶん当時50代だったのではと思う)、でも、ちょっとキツイ感じの先生だった。だからクラスメートはみんな「エビスのババア」と呼んで逆らいまくっててね。授業中は騒然。その中で俺は知ってるひとは知ってるが中一時代がいちばんの暗黒で。とにかく目立たずに過ごそうと思ってたんだ。
 さらには小学校時代、俺の学校には有名な「器楽クラブ」があって、けっこう賞とかかっさらってた。まーこれ教えてたタテイシ先生ってのがいけ好かない…まー、たいへんお偉い先生な訳で、俺、合唱んとき声変わり早かったんでうまく歌えなくてさ。音とれねーんだよ。そしたらタテイシ先生は俺を指揮棒で指して「君はそんなに大きな声で歌わなくていい。音がとれないなら廻りをよく聞いていなさい」と言われたんだよね。これは今でもトラウマになってる。そんで俺の小学校の音楽成績は「2」ですよ、「2」(~_~;)(ちなみに名誉にかけていうが中高は「5」である)

 しかしエビス先生は違った。俺の目をじっと見て「あなたは歌がうまいのよ。自信を持ってお歌いなさい」と言ってくれた。これは嬉しかったなあ。暗黒の中一時代、音楽の時間は唯一好きな時間になった。
 マジで、俺はエビス先生がいなかったら歌ってないと思う。その後、エビス先生は俺に腹式呼吸法を教えてくれた。つまり、エビス先生がいなかったら「ロックシンガー・ジェイソン國分」は絶対に存在しないわけ。そのときの課題曲「サンタルチア」は今でも大好きだ(^_^)

 卒業式の日、「俺、高校行ったら芸術の選択授業は「音楽」とります」と言ったらエビス先生泣いて喜んでくれて。固い握手を交わしたのを覚えてる。あとでオフクロに「合唱部入るって言ってくれた」とおっしゃったそうで(^_^;)まーもちろんそんなことは言ってないんだが。

 エビス先生、いまお元気なら90代後半かと思うけど…いま、俺の歌を聴いてほしいなあと切に思う。きっと厳しいご指導をしてくださるに違いない。

 「ブルー・ジャイアント」を読んでこんなことを思い出したんだ。 

ブルージャイアント.jpg

<ジェイソン國分 2015ニューイヤー・ツアー>

@1/12(祝)相模女子大学音楽ホール
神奈川県高等学校軽音楽連盟主催「K−LIVE」 
ファースト・コモンズ再臨! …さらに小田原コモンズも!(ベース弾きます(^_^;))

A1/30(金)横浜野毛サムズバー http://www8.plala.or.jp/samsbar/
ジェイソン國分の魂が鳴りやまない夜
謎(!)の新ユニット「なるJ」「Jシン」登場!(^_^;)

B2/7(土) 日吉Nap  http://www.hiyoshinap.com/
ジェイソン國分&Toru−John

C2/14(土)下北沢屋根裏http://shimoyane.com/
昼ライブ! HIRYU登場!
posted by ジェイソン國分 at 23:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする