2014年12月18日

DADA! 〜がんばれ男の子!A

 なんとなくシリーズ化(^_^)

 ハードボイルド、という言葉はもう死語なんだろうか。古くは、というかやはりハードボイルドの金字塔である、レイモンド・チャンドラー。彼が描くところの私立探偵フィリップ・マーロウの名セリフ…
「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」「ギムレットには早すぎる」「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
 いやあ、シビれるなあ。チャンドラーの小説を読むと、開店直後のBARに飛び込みたくなる…これまた誰かの名言。

 さて、是非チャンドラーの世界に触れてほしい男の子諸君に格好の入門書がある。それが表題の作品「DADA!」だ。
 最近「コンビニコミック」で再発売されたこの作品は俺の大好きな「不器用な青春」を描く作家・吉田聡氏により、1989年、そう、俺の大嫌いなバブルが終息するまさにその年になんと少年サンデー!に連載された。そう、吉田聡が「少年」に向けて描いた作品なのだ。
 表紙にはサブタイトル「HARD BOILED HERE TO STAY!!」「鉄のハートは眠らない。」が躍り、これだけで吉田聡が何を描きたかったかがわかる。

 主人公・段田源氏はヤクザの親分の息子。とんでもねートンパチ高校生だが、正義感あふれるヤンキーだ。山田玲次描くところの「5%の男」だな(^_^;)

 これだけだと、よくあるマガジン・チャンピオン系の漫画だが、ふとしたことから高校を退学、家もおん出た源氏がこれまたふとしたことから関わり、仕事場にしてしまう曙探偵社の面々がイイのだ。
 いけすかないキザ男で源氏と喧嘩ばかりしているが、だんだんといい「相棒」になる300kgの拳を持つ元ボクサー、モンローこと逢多紋次郎。「幾つだかわからない」紅一点、秘書の芽衣。そして、所長のタフガイ43歳、朝比奈貫徹。 
 貫徹の言葉がイイ。「人はいつか大人になる。でもそれがいつかって?ハッ、たいがいは誰もわかっちゃいないのさ」「学校はタテマエは教えてくれるが、世間ってやつはタテマエが通用するほどユートピアじゃない」「ハートはあるのに方法を持ってないヤツ、カンネンして俺んとこへ来い」

 そう、この作品のテーマは「大人になる」ことだ。19歳のモンローは源氏とたったふたつ違いだが、挫折を経験している「大人」だ。このちょっとした、薄皮みたいな壁が少年と大人との差なのかもしれない。

 昔、早く大人になりたかった気がする。あの頃、大人は「憧れ」だったのだ。いつから、女も男も「若い」ほうが価値があることになっちまったんだ?
 源氏はたくさんの大人に叩かれて、少しずつ成長していく。そこには、小狡さも、逃げもない。ホンモノの男は、ホンモノの男たちによって創られていく。そう、自分だけで生きていける者を、人はオトナと呼ぶのだ。

「オレも初めてハジキとケンカした時にはビビったもんさ!アトにデートがひかえてたんで、パンツは汚さなかったがね・・・」

「おまえの席も用意してあるぜ。サイレン付きの高級車で迎えに来いよ。」

「…てめえと同じゴミかもしんねえが…オレ達は火がつきゃ燃えることもできるぜ」

「男として生きてくのに古くせえも新しいもあるか。」


貫徹みたいな、男の子の憧れの男になりてえもんだな、相棒。

DADA!.jpg

<ジェイソン國分 ウインターツアー2014⇒2015>
@12/21(日)蒲田オッタンタhttp://studio80.org/
池タコライブno.42 ジェイソン國分&フレディ飯田  19:25登場!

A12/29(月) 日吉Naphttp://www.hiyoshinap.com/
Nap2014歌い納め!
ジェイソン國分&Toru−John

Bなんと一日2ライブ!
12/29(月)蒲田オッタンタhttp://studio80.org/
オッタンタスペシャル 池タコスーパーユニット 23:30登場!

C1/3(土)アズハイム上大岡
新年吉例! ジェイソン國分歌謡ショー!

D1/12(祝)相模女子大学音楽ホール
神奈川県高等学校軽音楽連盟主催「K−LIVE」 
ファースト・コモンズ再臨! …さらに小田原コモンズも!(ベース弾きます(^_^;))

E1/30(金)横浜野毛サムズバー http://www8.plala.or.jp/samsbar/
ジェイソン國分の魂が鳴りやまない夜
謎(!)の新ユニット「なるJ」「Jシン」登場!(^_^;)

F2/14(土)下北沢屋根裏http://shimoyane.com/
昼ライブ! HIRYU登場!


 
posted by ジェイソン國分 at 23:59| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする