2018年02月21日

我が追憶の大仁田厚vs長州力 ついに後編〜ムタvsニタ編

※2/4の続きです。この「連載」はプロレスは浪漫である、という理念に基づき、ネット検索などに頼らず、私の脳内を駆け巡る映像を糧として綴っております。というわけで、細部について、ここは違う、あそこは違う、というご指摘はご遠慮ください。まー、誰が読んでんのかなあ、って気もするが(^_^;)

 大阪湾から登場したグレート・ニタは、大仁田厚以上の反則技で〔何が凄いって必殺技は「鎖鎌」〕新日を荒らしまくる。
 そこへ本家、グレート・ムタからメッセージが…「…ニタ。ユー・アー・フェイク。ゴー・トゥ・ヘル。」
 別人である(^_^;)武藤敬司と違い、ムタは、ボソボソと、しかし、ハッキリしたニューヨーク英語で喋るのだ!
 
 そして、ついに決定した一騎打ちの会場は…神宮球場!!野外だ!これは思いっきり大仁田得意の爆破マッチがやれる!沸き立つ大仁田信者。

 そしてニタの友人〔ややこしい(^_^;)〕大仁田厚の提案した試合形式は…
『ノーロープ有刺鉄線バリケードマット地雷電流爆破時限爆弾ダブルヘルデスマッチ』!あー書いてるだけで楽しい(^_^)大仁田が今までやってきた電流爆破マッチの形式が全て入っているのだ。

 そして当日。大仁田厚のテーマであるワイルド・シングの和風バージョンで登場したニタは、白装束に胸には「忍邪」の刺繍。ムタへのリスペクトが感じられる。

 さあ、ムタの登場!武藤敬司のテーマが津軽三味線で弾き出される「ホールド・アウト、ムタバージョン」!観客の期待を煽るだけ煽ったムタの出立ちは… 顔にはメカゴジラ風のマスク、そして肩には金属の龍!

「メカムタだー!電流爆破へのムタの構えは万全だー!」眞鍋アナの絶叫がこだまする。
だんだん書いてて俺でさえ馬鹿馬鹿しくなってくるこの試合(^_^;)しかし、屈指の名勝負となるのである。

 そう、異次元の大勝負、グレート・ムタ対グレート・ニタ!

 ニタは棺桶を引きずって登場、これにムタをノックアウトして叩き入れ、自分が忍邪としてホンモノになるという。
 かたや入場してきたムタはメカゴジラ風のオーバーマスクを取り〔電流爆破用の筈なんだけど(^◇^;)〕
隈取のペイントを施した顔で有刺鉄線を一瞥する。
 このときの武藤…じゃない、ムタの眼が、とにかく眼力、という感じで無茶苦茶カッコいい!いまの羽生くんの眼に匹敵する(^_^;)男は眼力である。

 さあゴング、いきなり鎖鎌で襲いかかり、ムタの額から流血させるニタ。額から流れる血を自ら手に取り、確認したムタは…必殺シャイニングウィザード!といっても当時この技には名前がついていなかった。武藤のときはシューティングスタープレス、とか飛び技を多用するけど、この所謂ヒザ蹴りは使ってなかったのだ。これがいま、膝を壊した武藤の必殺技になっているのだから面白い。

 シャイニングウィザードで吹っ飛ばされたニタは正面から有刺鉄線へ…轟音とともに爆破!最前列にいた俺に粉塵と爆弾の破片、それに火薬の匂い…う、嬉しい(^_^)

 そして起き上がってきたニタは…紅い毒霧!うずくまるムタにまた鎖鎌で襲いかかろうとするが…なんと踵を返したムタは翠の毒霧!!ここでまたシャイニングウィザード!ニタ二度目の爆破!

 毒霧の応酬という、この手のプロレスファンにはたまらない攻防を繰り広げた二人にも決着のときが訪れる。

 必殺のサンダーファイアーパワーボムも返され、もはや出す技がなくなった〔元々あんまり技がない(^。^)〕ニタはリングの鉄柱に設えられた、起爆スイッチを押してしまう。そう、リング下に設えられた時限爆弾の起爆スイッチなのだ!
 必死の形相で、ニタラリアット〔これまたあんまり効かない(^^)〕を叩き込み、下の地雷に落とそうとするニタだが、ムタはそれを正面から受け止め〔偉い!〕時限爆弾サイレンが神宮球場に響き渡るなか、必殺のスターライトシューティングプレスを華麗に決める。そのままハイキック、もんどりうってリング下に落ちるニタ!

…4,3,2,1…新日本の名物リングアナ、ケロちゃん〔繰り返すがカエルさん(弾き語り)ではない(^_^;)〕の場内を震撼させる素晴らしいカウント…
 ゼロ!神宮球場の夜空に響き渡る轟音…火花、粉塵…観ている俺の髪の毛が真っ白になったのを覚えている〔とても嬉しい(^_^)〕

 ピクリとも動かないニタ。それを見下ろし、勇壮に去るグレート・ムタ…

 追いかけるテレ朝の真鍋アナに「ニタ…イズ…ダイ…」と短く答え、「アイム、リアル、チャンピオン!」
大仁田の得意とする戦場で、大仁田ルールで、完勝したのだ。やはり天才・武藤…いや、ムタ!敵ながらカッコいいぞ!

 幟を立てて集まった大仁田信者は呆然。しかし、担がれて退場するニタに、泣きながら万雷の拍手を送る。

 そのとき、ニタは突如覚醒し、リングサイドに運びこまれていた棺桶に、自分で入る…うーん(^_^;)
棺桶がリングの花道を去るという異様な光景…しかし、大仁田信者は惜しみない拍手を送るのであった。



後日、テレビ中継を見た。このシーンのあと、恒例の大仁田劇場。

 棺桶の横でがっくりと肩を落とす大仁田厚。
「真鍋…ニタも死んじまった…もう、俺もここまでかもしれん…」

 いや、大仁田さん、あなたここにいるじゃないですか、と誰も突っ込まない(爆)それこそが大仁田劇場の劇場たる所以なのだ(^_^;)

 しかし、真鍋アナは「大仁田さん、これみてください!」と一通の書状を手渡す。
…それこそが、長州力の対戦受託!!

 書状をみて目を丸くする大仁田…ここからの映像は今もはっきり覚えている。

恒例、真鍋アナを振り回し、

「眞鍋!眞鍋!俺はやった!やったぞ!」

「大仁田さん!おめでとうございます!」

「俺が…この弱い俺が…ついにあの長州力と闘れるんじゃあ!」

「大仁田さん…」

「眞鍋…お前にも苦労をかけた…いつも引き摺り回してすまなかったな。背広もずいぶんダメになったろう…俺が背広を買ってやる。それを着て、俺と長州の試合を実況してくれるか!」

 号泣して頷く眞鍋アナウンサー(>人<;)

「お前より、お前より、実況が上手い、いや、立場が上のアナウンサーが何人もいるのは知っている。でも、でも、俺は、この一年間、俺に付き合ってくれた、お前に実況して欲しいんじゃあ!」

そして、師匠は忘れられない言葉を吐く。

「いまテレビを見ているいじめられっ子諸君!俺は約束しただろう!この、弱い、弱い、弱い俺が、あの長州力と闘えるんじゃ!」

「こんな俺の、俺の、夢も叶ったんじゃ!いま、嫌な思いをしているお前たちの夢も、きっと、きっと叶うぞ!」

「いじめられっ子諸君!この弱い俺にチカラをくれ!あの、強い、強い、強い奴等を、弱い、弱い、弱い俺たちで!一緒にノックアウトしてやろうじゃないか!!」

最高です、師匠!あ、また師匠と呼んでしまった(^_^;)

完結編、いよいよ長州戦に続く…といいなあ(爆)





posted by ジェイソン國分 at 00:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

「富津のいちばん熱い日」2018へ向けて

 三連休某日、「富津のいちばん熱い日2017」の『東京打ち上げ』が実施された。え?今頃なんで?と思う方も多いであろう。もともと、内房線が単線になる青堀のさらに突端でやってるライブである。まー当日に明くる日考えない打ち上げはやるんであるが(^_^;)やはり遠方の出演者やスタッフが多かったりするんで、後日に「東京打ち上げ」をやるんである。

 でもって、この日にあの日の(ややこしいな)VTRを各バンドに配るのだ。そしてそのVTRを肴に打ちあがる(@古田新太)のである。昔はVHSビデオだったから、それを俺がバンドぶんダビングしてもってくわけで。これがまた○ビデオの宅配のようでかなり怪しく(笑)歌舞伎町でやったときは職務質問された(マジ)

 しかし、実はこの東京打ち上げ自体は五年ぶりである。逆にいえば五年間やらなかったのだ。いかに「昨年の富津」がよいものであったか、ということなのだ。
 そしてこの日の場所は…神田駅直近「音ステージ」。あの惜しまれつつ閉店した下北沢屋根裏のヤマダ店長が新たに開店したロック居酒屋。我々にとってはまさにホームタウンに里帰り、というわけで。

 そして、この日のVTRは…スガワラケイ先輩が独りで編集、ダビングをして、なんと各バンドの人数分プラスαを作って、豪華絢爛ブルーレイ&DVDのピクチャーディスクパック!にしてきていただいた。

コレ↓
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 と、ここまできたらもーやるしかない!「東京打ち上げ」も「東京打ち上げ史上」(なんのこっちゃ)最高人数!

 こっからは、まーヒトが吞んでるとこみるのもしょーがねーかなーとも思うのだが(^_^;)レアもんの組み合わせもあり、というか面白いんで(^_^)フォトアルバム風に。ちなみに撮影はとーぜん、「富津専属カメラマン」マドノタカユキ氏である(マドノ、サンクス)

まずはカンパイ!

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そしてまずは今回の立役者、スガワラケイ氏のご紹介(^_^)

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さあ、このあとは、「素顔」のミュージシャン、スタッフの皆さま、ご歓談。あえて、どのバンドの誰かは書きません(^_^;)お愉しみください。

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ご挨拶抜粋(^_^)

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さて。このあと結構乱痴気騒ぎになるのでその辺の写真は自粛するが(^_^;)
やはりここはミュージックバー。しかも、元屋根裏店長の経営なので、ギブソン・フェンダーをはじめとするきちんとした楽器がきちんとあり、きちんとしたアンプやドラムがきちんとあるのである。やはりここは、こんだけバンドマンが揃ってると、セッション!するしかない!

ま、最初は、ホストバンドなのでこーいうメンツで演りますが(^_^)

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このあとはもー、各パート入れ替わり立ち代わり、UWFの提案でブルースから!これまた、レアもんの組み合わせ満載なんでお愉しみください(^_^)

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ラストはやっぱり、富津だから記念写真だよね(^_^)
さて、私はどこにいるのでしょう?(^_^;)

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来年、いや、今年の富津はどうなるか、開催できるのか、現時点ではわからない。でも、いつもそうなんだ。そうやって、毎年イチから、積み上げていくのがこのイベントの醍醐味なんだ。

だから、敢えて今年がどうこう、は今書かない。そして、この日も「バンドとは何か」「なぜ我々はバンドをやるのか」というマジな討論が、バンドの垣根を超えてそこここで行われていた。それでいいんだ。順風満帆なバンドもなければ、順風満帆な人生もない。

 だから演るんだ。だからこそ演るんだ。

 そう、お愉しみはこれからだ!

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<お詫び>

前回記事にあるように、事情により、2/6と2/11のライブに出演不可となり、マサ中山とお客さまにご迷惑をおかけしました。謹んでお詫び申し上げます<(_ _)>

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posted by ジェイソン國分 at 23:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

我が追憶のキング・クリムゾン

 え゛、大仁田じゃないの?と後編を楽しみにしてくれていた皆さん(いるのか?)その日に書きたくなったことを書くのがブログのいいところ(^_^)/ というわけで今回はキング・クリムゾン。

 実はプログレは結構好きなのである。自分で歌う、とか歌いたい、とかとはちょっと違うから、自分が聴く音楽のジャンルとしては何か深奥にあるものがあるのかもしれない。
 で、キング・クリムゾン。実はえらく好きだったりするのだが、やはりずっと聴いているのは60年代、初期の展開だったりするのだが。よーするにこれね↓

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 この辺はありとあらゆるところで語りつくされていたりするので、今回はもう全く私的にいきたい。プロレスと同じくそれが浪漫というものだ。

 なんつっても、当時のファースト・トラックの邦題「21世紀の精神異常者」は凄すぎた。これ、いま、書いて大丈夫なんかな?とも思うけど、あまたの手塚治虫作品のように当時の表現を大事にしたい。言葉狩り、になってはならぬと思うからだ。
 1969年、かのビートルズのアビィ・ロードをヒットチャートから蹴落とした、というのが当時の煽り文句だったが…コテコテのビートルズ・ファンではない俺にとって、このジャケットと邦題…なんじゃこりゃ?というのが本音だったよね。
 実は最初に聴いたのは大田図書館で借りたベストアルバム「新世代への啓示」だった。だから「エピタフ」とかの抒情的なトラックの印象が強くて、このファースト・アルバムを買った時の衝撃たるや、あなた(^_^;)

 当時おそらくヘビィ・メタルという言葉はまだなかったと思うが、明らかにゆがみまくったギター・サウンドに、これ一体何の音なんだ?という音が絡みまくっている。当時高1だった俺はそれがメロトロンという楽器であることすら知らなかった。

 そしてグレッグ・レイクのファズ・ボーカル。これなんだ?でも、妙に引き込まれる。グレッグ・レイクは、どちらかというと好きなタイプのシンガーではないのだが、ピート・シンフィールドが描く詩の世界を見事に音像化していた。やはりこりゃあれだな、やっとジョン・ウェットンが観られる!と勢い込んで行ったASIAの武道館で、突如ウェットンの代わりに加入したグレッグがクソ下手な「ヒート・オブ・ザ・モーメント」を歌ってるのを見て愕然とした、というのがあまり良い印象を持たせてないからに違いない。

 なんかよくわからんが、惹き込まれる。これってエヴァンゲリオンつい観ちゃうのと同じ感覚だと思うのは、俺だけだろうか?ただ、このマイケル・ジャイルスの、明らかにジャズがかってるけど、性格無比なドラミングが巧妙なビート感を呼んでいる。たからいわゆるフリー・ジャズとはまた違い、ロックなのだ。ドラマーとしてはビル・ブラッフォードのほうが、明らかにテクニカルで上手いんだけど、でも、このアルバムはマイケル・ジャイルスなんだと思う。そしてイアン・マクドナルドの、のちにフォリナーを結成してしまう音楽性。つまり、ここに御大ロバート・フリップが入ることで成し得る、奇跡の五人なのだ。当時、このメンバーは、いわゆる仲良しグループではないのだけれど、お互いを認め合っていたそうだ。音楽性に共通項はあるものの、かなりずれている。この「ずれ」が奇跡的な、複合と感性の極致を創りだしたのだと感じる。

 さて、ここまでが前説なんだが(爆)最近、ウォークマンでヘビィ・ローテーションしてるのは…70年代キング・クリムゾン。「太陽と戦慄」である。「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」である。とにかくジョン・ウェットンである。なんだこの重低音は?というベースを歪みまくらせて、しかし正確無比に弾きまくり、そして、あの、俺の大好きな、ジェントルなディープ・ヴォイスを響かせる。そしてビル・ブラッフォードである。かのイエスの「危機」「こわれもの」を支えた、一体どうやって、どのタイコを叩いてんだ?と全くわからぬドラミング。この二人のリズム・セクションは、初期UKにも引き継がれるが、最強だと思う。御大ロバート・フリップは「アイランズ」期の緩々な演奏がイヤだったのだろう、楽しそうに?でも、全く笑顔なんか見せていないに違いないが(笑)ギターを弾きまくっている。そしておまけにデビッド・クロス(失礼)でもこの人いないと「後期」クリムゾンじゃないんだよな。

 この70年代の、第一活動期の後期クリムゾンが、日本人にはいちばん人気があるのだそうだ。そりゃそうだろう。ずげえバンドバンドしてるもん。
 だから、俺はこの編成でやってるライブ盤「USA」が大好きだった。だってウェットンがあの声で「21世紀の精神異常者」歌うんだぜ。でもあの曲はやはりレイクか(どっちなんだ)
 そして「イージー・マネー」(なんだか知らんがフェイドアウトする)に「アズベリー・パーク」での延々続くインプロビゼイション。ぐるぐると、脳髄を、神経をかきまわされる気がする。

 80年代になり、第二活動期でなんと来日、しかも場所は五反田ゆうぽうとホール。なんでこんなせまいとこでやるんだ、って思ってたが、まあ地元にクリムゾンが来てくれるなんて、打ち上げどこでやるんだろう、と駆けつけたら…そう、ここにジョン・ウェットンとデビッド・クロスがいてくれたらなあ、って思ってたら…エイドリアン・ブリューが底抜けに明るい顔して「あぁかぁ〜」とか言いながら「RED」歌うわけですよ。「まあって、くださあい〜」とか。あまりのずっこけぶりに、こちらが待ってほしかった(笑)

 というわけで、最近聞きまくってます、第一活動期後期、通称「RED」クリムゾン。これが肌身に合うってことは…病んでんのかなあ、俺。ちょいと自覚はあるけど。

 でも「混沌こそわが墓碑銘」、「一瞬の光さえ届かぬ崇高な闇」だからな。

※今回、プロレス記事以上にわけわかんない人にはわけわかんないと思います。ひらにご容赦を。

これもつづく?

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posted by ジェイソン國分 at 23:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする